冬はやっぱりセーター
冬になると、コーディネートにセーターを組み込みたくなりますよね。厚手でしっかりと編み込まれたセーターは見た目にも暖かく、コーディネートを一気に冬らしくしてくれて季節感もバッチリです。
ハイゲージセーターのスマートさも捨てがたいですが、ローゲージでざっくり着られるセーターについつい手が伸びます。
今回は、大人の男性にオススメしたいOld「L.L.Bean」のローゲージセーターをご紹介します。
L.L.Beanは100年以上つづくブランド
L.L.Beanはアメリカに本社を構えるアウトドアブランド。1912年に、アウトドア愛好家であったレオン・レオンウッド・ビーン(L.L.Bean)によって設立されました。100年以上の歴史を持ち、アウトドア用品をはじめとして、カジュアルウェア、バッグなどを揃えています。
ブランドを代表する商品と言えば、トートバッグ。「トートバッグ」といえば、第一にこのデザインが浮かんでくるのではないでしょうか。
また、L.L.Bean創業の原点である「ビーンブーツ」は、100年以上前のデザインから変わることなく、多くの人々に愛されているアイテムです。その高い機能性とクラシカルなデザインは、今も色褪せません。
皮のアッパーとゴムのソールを組み合わせており、内装にはゴアテックスと中綿入りで防水透湿性や保温性に優れています。
ドライなタッチでガシッと編み込まれたクラシカルセーター
老舗アウトドアブランドであるL.L.Beanは、バッグや靴だけでなくフリースやシェルジェケット、ダウン、セーターなども機能性やデザインに優れたものが揃っています。
今回、紹介する80’sのOld L.L.Beanセーターは、Made in USAらしい太めの毛糸がしっかりと編み込まれたタイプ。ラムウール85%、アクリル15%という独自の配分で作られた編まれたボディは、触れるとざらっとしたようなドライな感触です。厚手であるため防寒性も高く、出番が多いです。
複数の色の糸で編まれており、グレーやベージュ、ブラウンなどの色が立体的に表れます。無彩色はもちろん、メンズファッションで定番のネイビー・カーキ・ブラウンなどの色とも相性ばっちりです。
実用性・機能性に優れたディテール、優れたデザイン
袖口や裾はリブ編みになっており、体に程よくフィットします。
ここ最近は猫も杓子もオーバーサイズで、トレンドから一つのデザインとして定着しつつあります。ですが、ある程度の質や仕立ての良いものや普遍的なデザインの服を「ちょうどよく」着るている時の方が無理がなくて自分は好きです。自分のしたい格好で出かける方が気分があがりますよね。
ネックは、クルーネックですが立体的になっており、Tシャツの上から一枚で着ても首元が寂しくありません。インナーにボタンダウンのシャツ等を入れると、シャツの襟に程よくセーターがのって上品に着こなすことができます。
サイズ感
178㎝・62kgのやや痩せ型、肩幅広めで「Mサイズ」(Medium・Regular)がジャストサイズ。
USA規格のため全体的に大きめの作りです。Mサイズでも気持ちゆったり気味に着ることができ、中にシャツを着る余裕もあります。着丈・袖丈もちょうど良く、クセのないデザインは長く着ることができるアイテムです。
現行品にはない、堅牢でガシッとしたボディは魅力的・・・欠点も
ドライなタッチとザラっとした質感は、Made in USAらしく見た目も好きなのですが・・・
いかんせん、首元がチクチクするのが難点です。基本、私は「そんなに気にならない」方ですが、動いたり汗をかくとちょっと気になります。
ちなみに、うちの妻はこのチクチクに非常にうるさく、タートネックやモックネックの服を買う時は念入りに感触を確かめますが、このセーターはちょっと触っただけで「ぜったい無理」と言われました。
また、ざっくとしたセーターであるため、毛玉というかボディから細い糸がフワフワっと浮いています。私はこのフワフワ感に暖かみや魅力を感じますが、気になる方もいるかもしれません。
状態の良いものは早めにゲット
ざっくりとしたローゲージのセーターを探している方には、とてもおすすめです。ローゲージのニットにはアランニットなどの有名どころもありますが、結局、模様がシンプルなものの方が着回しやすいです。古着屋さんなどで状態の良いものがあれば、ぜひ手に取ってみてください。
また、上記の欠点が気になる方や古着に抵抗がある方は、L.L.Beanの現行品にも同様のデザインのセーターがあります。こちらはラムウール100%が使用されており、ソフトで柔らかい感触の商品です。ガシッと編み込まれた印象は薄いですが、厚手で暖かなニットですので、そちらご検討ください。
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